No.132_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~栃木県中小企業家同友会第36回総会~

令和3年5月19日、栃木同友会定時総会が、コンセーレとZOOM併用で開催された。昨年はコロナ禍で議案書の郵送による議案の提案とファックスによる質問・異議の受け付けのみで、実際の会場での開催はなかったわけだが、本年は理事会で実際の会場での開催の可否を議論し、会場入り口での検温、消毒、会場内はパーテーションの設置など十分なコロナ対策を施しての開催となった。昨年度中は県例会・フォーラム・支部例会、ほぼZOOMでの開催であったので、実際に会う会員も一年ぶりの方々も多かった。参加は、会場には31名、ZOOMでは11名であった。2021年度活動方針は「変化を生き抜く『シコウ』と『シンカ』」。『シコウ』は思考、志向、試行、etc。『シンカ』は進化、真価、深化、etc。会員それぞれの『シコウ』『シンカ』を、同友会での交流により、より深い『シコウ』『シンカ』を見つけて頂こうとするもの。新役員・理事も異議がなく、定時総会はつつがなく閉幕した。

第2部のパネルディスカッションでは、「コロナ禍の学び、コロナ後の生き方」をテーマとして、石川大樹氏((株)イシカワ)、手塚和江氏((株)メディカルネットワークサービス)、行廣智明氏((株)行廣国際アカデミー)、山嵜俊也氏(タカマチ産業(株))の4名をパネラーに迎え、コーディネーターを福田忠史氏(プルデンシャル生命保険(株))が務め、コロナ禍でのうっぷんを吐露して頂いた。コーディネーターの福田氏がパネラーに質問や話を振り、場の流れをつくって行く。全員への質問では業績の事や融資・助成金の利用などを尋ね、半分が業績の悪化と助成金の利用との回答があった。コロナ禍での業績は業種によって様々であったことが分かる。続いて、コロナ禍を一文字で表すと何かという質問は、それぞれ「見」「決」「勝」「滞」と回答があった。「見」自社を見ることができた・自社が見えた、「決」決断をせまられた、「勝」打撃を受けたので負けない心を持つ、「滞」停滞した年であった・事業継承も先延ばしになった、との理由だ。全員への質問の後は、各人に昨年一年間を振り返っての意見やうっぷんを吐露してもらった。そこで話題に上がったことがある。同友会に入っていて良かったということだ。コロナ禍を会社か家に籠り、ただモンモンとした日々を過ごしていたことかもしれないところであったが、経営指針をつくる会に参加したことにより、一人悩まずに済んだこと。また別の方は、経営指針をつくったことにより、己を知ることができ、現在は業務の見直しや社員との面談を進めている。そのパネルディスカッションを受け、グループ討論が始まった。私が参加したグループも、皆このコロナ禍で言いたいことがあったとみえ、話が止まらない。討論で出てきた意見として、「前向きに行動する」「ごちゃごちゃ考えずに動く」「安易にやらないとするのではなく、できる方法を考える」etc。

またこのようにリアルな会場で皆が集まって討論できる、そんな日が一日でも早く来て欲しいと願うばかりだ。

挨拶で登壇する山中重雄氏

代表理事挨拶 山中重雄氏

活動報告を行う斎藤秀樹氏

2020年度活動報告を行う
斎藤秀樹氏

パネルディスカッションの様子

4人のパネラー

[文責]県北支部長 八木澤和良
(八木澤社会保険労務士事務所)

栃木県中小企業家同友会

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