No.138_News Topic:栃木のNEWS
Posted on 2021年11月30日(火) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部10月例会~
「労使見解」は不易流行
10月の県南支部例会はZOOMで開催された。
冒頭は八木代表理事から経営者がまず認識しておかなければならない事として以下の事が報告された。
- 組織化と役割について。
- 全ての人が年を取る事を前提に物事を考える必要性があること。
- 約束は先約優先であり、損得で判断してはならないこと。
これら3つは相互に係り合う関係性があり、それを基礎として、その上に同友会の学びを乗せていこうとの話があった。
そして議論のテーマは労使見解を中心に展開される。
先の3つの事と、労使見解を踏まえて各会員から発せられたそれぞれの労使見解に対するその想いを紹介する。
「経営者は社員に対して損得優先ではなく先約が優先されるべき。それは社員との信頼構築を築く為である。」
「労使見解が創られた時代と現在では外部環境が異なっていると思う。」
「今労使関係でまず重要なのは賃金だが、自社と同業他社を比べると自社の賃金は低い。だから別の何かを社員に提供出来るかを考えている。」
「売上を優先する事に意識が向いていたが、労働者の生活を保障するという部分に関しては振り返ると出来ていなかったかも知れない。」
「労使見解を読むまで、書かれている様な視点を持った事が無くて驚いた。」
「労使見解は同友会の経営理念だと感じている。」
「時代が変わっても、経営者としてやっていくべき事が明確に書かれていると思う。」
それぞれの想いの背景を聞いていると、経営者として共感出来る事が多々あった。
むしろそのほとんどが決して他人事では無いと感じた。
改めて労使見解を経営の不易とし、時代の変化に対応する柔軟性について深い学びを頂いた。
[文責]阿良山輝明
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