No.180_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県例会 in 県南支部~

「良い経営者には何が必要?」

令和7年4月16日に小山市民交流センター「ゆめまち」にて4月県例会(in 県南支部)が開催され、県例会復活の先陣を切りました。

テーマは「良い経営者には何が必要? ~求められる知識や能力は何だろう~」。

進行は、県南支部長であるタカマチ産業株式会社 代表取締役 山嵜俊也氏。参加者14名で活発な意見が交わされました。

同友会理念の一つである「三つの目的」には「良い経営者を目指す」とあります。

良い経営者には何が必要? との問いには、知識と情報収集能力・発想力・勇気・リーダーシップ・決断力・数字・実行力・正直さと心意気・謙虚さ・相談相手がいる・社員思い・お金を生み出す能力・明るさ・合理性・嫌われる覚悟・社員に夢を見せる能力・自分を分析する能力・芸術的センスと審美眼・コミュニケーション能力・公平性等が上げられました。

ドラッカーによると、「正直さと謙虚さは生まれつきの特性であり、後天的に身につけることは難しい。しかし、責任感は後天的に育むことが可能であり、これは反応能力の向上に繋がる」のだそうです。

反対に悪い(かわいそうな)経営者の要素は、後ろ向き・相談相手がいない・言ってる事とやってる事が違う・やる気を削ぐ・欲が無い・挑戦しない・後回しにする・約束を守らない・嘘をつく・他人のせいにする・人任せ・自己都合でルールを変える・公私混同・法律を無視する・人の話を聞かない・会社を潰してしまう・人を育てない・ハラスメントをする・いじめる・優柔不断・引き際が悪い・自分は死なないと思っている・自分は事故を起こさないと思っている・情報を鵜呑みにする・他人を尊敬しない・蔑む・お金を返さない・イライラする・八つ当たりをする・お金に対して悪いイメージを持っている等が上げられました。

私自身ドキッとするものがいくつかありました。みなさんはいかがですか?

求められる知識には、基本的知識と教養があり多岐に亘ります。

例えば数字では、P/L・B/Sのその理由やメカニズムであったり、法律では税法・会社法・労働三法等。国内外の情勢を知るには、歴史観や世界観も必要であり日本史や世界史、近代史も含まれます。考え方では、雇用する側される側の両方に立つことも必要です。常識からモノを測る力も必要で、例えば50年ローンを考えてみてください。

会の終盤では、「必ず冬が来るので備えよう!」というメッセージに参加者は共感しました。

良い経営者をめざすには、常に学び続け、自己成長を追求する姿勢が大切だと改めて感じた例会でした。

今年度の県南支部活動方針は「小さな不離一体」です。多様な経営者の知見を活かし学び合える同友会活動は、正に自社経営と「不離一体」なのではないでしょうか。

県南支部4月例会 開催の様子

[文責]株式会社ボーダーレス 代表取締役
中村あさみ

栃木県中小企業家同友会

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