No.101_News Topic:栃木・全国NEWS

News Topic 03 栃木・全国NEWS
~関東甲信越ブロック代表者会議&支部長交流会を栃木で開催~

開会挨拶 写真

開会挨拶
湯本良一 中同協副会長

9月7日~8日、正副代表理事、支部長、事務局長がともに学ぶ関東甲信越ブロック代表者会議&支部長交流会一泊研修会が宇都宮市道の駅ろまんちっく村で行われ、10同友会・中同協から58名が参加した。

1日目は、関東甲信越代表者会議を開催。各地同友会の活動交流を行い、基調講演として栃木同友会会員の古澤正巳氏と福田由美氏が報告に立った(詳細は以下に記載)。

2日目は、支部長交流会が行われ、山梨同友会・南支部長の三木仁氏、東京同友会・中野支部長の松本太郎氏の二人が支部長としての活動実践を報告。「増えて減らない活力ある支部をつくるには?」をテーマにグループ討論で学びあった。討論では「会員増強は常に自社はどうなのか?を問われる、まずは学んで活かせる例会づくりから」「学校や行政など地域とつながると、会に対する認識が変わる」「支部を元気づけるには新しい会員にどんどん役員になってもらうこと」など、各支部の現状も話し合われ、自同友会の方向性も確認できる時間となった。

[文]事務局
二階堂英夫

「地域における中小企業の異業種連携事業展開」
少子化 生き残りの企業連携戦略
~発達障がい者等免許取得支援「つばさプランに見る企業と福祉の連携」~

報告者:鹿沼自動車教習所 代表取締役 古澤正巳氏 ・ NPO法人 CCV  理事長 福田由美氏

古澤正巳氏

古澤正巳氏

福田由美氏

福田由美氏

法律で守られているので「少子化で売上減るけどつぶれない」そこそこ悪くない会社に専務として入社した・・・。はずだった古澤氏を待っていたのは、思った以上に厳しい現実だった。社員のボーナスカット・給与減額という非常手段で対応せざるを得ない中、古澤社長は、この第二の職場で自己実現をしようと腹をくくった。

しかし、地域での免許取得の需要は減少、今さら宿泊教習は出来ない。そんな状況下で何とか他社が手を付けていない需要を模索する中、発達障がい者の人たちの免許取得に対するニーズを知った。発達障がいを持つ人たちは適切なケアを受ければ、十分に社会生活を送ることが出来るのに、免許が無いことが大きな障害となっていたのだ。行政としてもこうした人たちが「税金を納める」側の立場になってもらえれば大きなメリットとなるはず。そう考えたものの、学校でさえ対応に苦慮する問題に一企業で対応するのは不可能。

そこで、宇都宮大学に相談して紹介されたのが、CCVの福田理事長。ここから、鹿沼自動車教習所とCCVとの二人三脚の事業が始まった。

こうして生まれた「つばさプラン」は、入所前の面談・WAIS-Ⅲ検査などで個別支援計画作成、入所後はコーディネーターの協力を得ながら個別に卒業までサポートするだけでなく卒業後のフォローアップまで行った。そして6年間で120名もの卒業者を出す中で積み上げた経験をシステム化し、今や全国展開に羽ばたこうとしている。

困難に個別に工夫する必要に迫られる中、スタッフ達が「化学変化」を起こし、目標を共有して自ら行動するように変わっていった。しかし、最も変化したのは社長自身で、社員を信じてより前向きに取り組めるようになったとの事だ。

異業種との連携は、社内に新しい風を吹き込み、変革をもたらしている。今回の報告は参加者一同に異業種連携を考える上で重要なヒントを与えてくれた。

「人がかがやく経営指針をつくる会」 修了式

支部長交流会 グループ討論

[文](有)赤札堂印刷所
小山研一

栃木県中小企業家同友会

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