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~「想い」を貫く!「第48回青年経営者全国交流会2020」~

関東甲信越ブロック代表者ZOOM会議

9月18日、第48回青年経営者全国交流会2020に参加した。志高く、集いし仲間と未来に挑む。~われわれ青年経営者で世界に誇れる日本の未来を作ろう~というビジョンを掲げ、オンラインでの開催となった。2030年ビジョンにつなぐ企業づくりと青年部活動のパネルディスカッションでは、中同協青年部連絡会歴代代表、(株)クニヨシの早間雄大氏と、前代表(株)イベント21の中野愛一郎氏、そして現代表(株)HONKIの石川朋之氏がパネリストで、コーディネイターは連絡会副代表の有希化学(株)本間秀樹氏が務めた。

コロナ禍での自社経営についてでは、一番先に影響を受けたイベント業界の中野氏が現状について、売り上げはマイナス60%減で厳しい状態だが、ピンチはチャンスと捉えて、BtoBからBtoCに切り替えたり、オンラインイベントを開催したり、個人レンタル業に力を入れ、前向きに全社一丸となって取り組んでいると報告した。毎日欠かさず、社長ニュースを全社員に送っているとのことで、社内の雰囲気は明るくて、一致団結できているという。こんな時こそ、「自分は自分だ」という強い気持ちと、「想い」が大切。「こけた反動で、コロコロッとまわって、パッと立つ」と力強く笑顔で語られた。このピンチを確実に活かして、強くなる。コロナ禍が先に来た分、早く対応できて良かった。むしろラッキーかもしれない。今は売り上げ倍増計画を進めているという。

早間氏は、「自分はこうなんだ。自分は○○が一番大事なんだ。」と言い切れる人が、変化に対応して変わっていける人だと思う。やはり「想い」が大切で、「想い」が匂ってこないと、伝わるものが薄い。数字には、面白いくらいに「姿勢」や「気持ち」が現れる。利益が上がったり下がったりした時に、その理由を語れることが大切。と語られた。

そして、何故同友会の青年部なのかというテーマでは、青年部には、即効性がある。年齢の近い全国の経営者と共に学ぶことで、切磋琢磨できる。そして当たり前に感謝できるようになり、学んだものをすぐに会社で社員と共に実行できる。全国の仲間と交流することで、色々な人の力も加わって、人としてとても大きくなれると思う。キラッと光る人と出会えると嬉しくなる。と、話は盛り上がった。今回のオンライン開催も、最初は誰もが厳しいと思っていた。50年の学びを止めない!「想い」を持っている人をもっと増やそう!みんなでやるぞ!と一体になって取り組んだことで開催でき、1470名もの人が集うことができた。ビジョンとは、人によって違うものだが、その人にとって大切なもの。コロナ禍でこそ見えてきた本気度があり、世界に誇れる日本にしようと「決めた」ことが大きいとのこと。

石川氏は、風が吹かないと蛸は上がらないが、風が吹かなくても、先頭で走って蛸を上げると決めた。「想い」を貫く、「想い」を伝える。そして広げていく。われわれ青年経営者の高い志と行動が、自社や地域、日本の未来にも現れる。未来をより良くしていきたいと語られた。

そして最後に、1.学びを体現する次世代リーダーとして全人格的成長を遂げよう。2.多様性を生かし人と地域が輝く企業をつくろう。3.本気本音で関わる仲間を地域に増やし世界とつながろう。という、2030年ビジョンが宣言された。

私は、もう青年経営者ではないが、青年経営者全国交流会が大好きだ。自分のいない未来に希望が持てる。参加するといつも元気をもらえる。世界に誇れる日本の未来を作って欲しいと心から願う。

[文責]NPO法人CCV 副理事長
神戸真弓

栃木県中小企業家同友会

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