No.74 第32回 企業訪問 (有限会社トレンディハウス)

ホームページ制作で培った技術を生かし、
市場ニーズに応じた商品・サービスを提供

有限会社トレンディハウス(栃木市室町)代表取締役 野田 精一 会員

2000年創業の同社は、蔵の街・栃木の中心市街地に事業所を構えるホームページ制作会社です。現在、従業員は3名。平均年齢は三十代前半という若さ溢れる会社です。

これまでに、地元・栃木市の商店街連合や観光協会のホームページをはじめ、民間企業、飲食店、教育・医療など多数のサイト開設・運営に関わってきました。

代表取締役の野田さんは同社を立ち上げる前、大型重機の部品製造、医療機関の設備管理、商社の営業職などを経験。個人事業主として独立後は、職域販売や人材派遣の仕事に携わっていました。IT技術を駆使するホームページ制作の仕事とは趣を異にする、異色(?)の経歴の持ち主です。

「個人事業から会社経営にシフトする2000年前後は、i-mode(アイモード)を始めインターネットが徐々に普及するなど、国内におけるIT成長期でした。ちょうどそのころ、友人の紹介でドメイン取得のサービスやレンタルサーバーの仕事を受けることになり、やがてコンテンツづくりにも携わるように。それが現在のビジネスの原型になっています」と野田さんは話します。

同社のサービスはホームページ制作のみならず、サイトの保守管理、SEO対策、CMS組込・構築、無料ブログ設定・組込、ホスティングのほか、オンライン予約や見積りシステムなどのオリジナルの業務アプリケーションを開発。トータルなサービスを提供しています。

「最近、力を入れているのがWeb会議システムです。専用PCやソフトウェアがなくても、お手持ちのパソコンで指定URLにログインすれば準備完了。カメラとヘッドマイクを装着するだけで誰でも簡単に操作できます。『Web会議』というと大げさですが、社員やクライアント間で手軽に使えるコミュニケーションツールと捉えてください」

スピードが重視されるビジネスの世界において、タイムリーかつコスト削減につながる同システムは、大企業のみならず中小企業からの注目度も高いとか。医療分野や書店フランチャイズなどで導入され始めているそうです。

「実はこの秋口から、新たに着手する新規事業があります」

新規事業の詳細について、ここでは紹介できませんが、これまで培ってきたIT技術とノウハウを結集し、福祉や介護の分野で新サービスを展開していくそうです。
世の中の市場動向や消費者ニーズに合わせ、提供できる商品やサービスを生み出し、臨機応変にビジネスの形を変えていくスタイルは、同社の強味であり、持ち味といえるでしょう。

栃木県中小企業家同友会

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