No.153_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部1月例会~

「気軽な話し合いから時代を読み解く」

1月26日の1月例会は「お正月の新聞紙面から始まる経営環境座談会」~鹿沼・日光の今後と皆様のご商売を語り合おう!~ということで、少人数の座談会を行った。

事前の幹事会でテーマを以下の3つに絞って提案することとした。

まず、『円安・中国ロックダウン』に関しては、大倉ホンダ販売(株)の鷹羽取締役より状況説明があった。自転車は現在大部分の部品が輸入ということで、コロナ禍による輸入難と円安による価格上昇に大きく影響を受けたとのこと。

しかしこれを機に、少し高くても国産の自転車を仕入れて価値を伝えていくことや、仕入と売上時期のずれに対する資金繰り対策など、取り組み方により経営強化につながる課題でもあるということがわかった。

『賃上げ』に関しては皆さんが苦慮されている様子であった。この数十年、「もの」に関しては良いものを安く売る体質、「こと」に関しては無料サービスからスタートして後ほど課金する形態が増えたというのが共通認識であった。そうなれば当然「ひと」に対しても満足いく待遇にしてきた企業は少ないだろう。

ただ、さすが同友会!補助金や助成金を活用しつつ賃上げに結び付けているという話や、退職金を支払っているなど、賃金に対しても言い訳せずに取り組んでいる様子がうかがえた。

『一流選手(有名人)同士の結婚』に関しては、今までは本業優先で、大活躍しているときに結婚・出産する事例は少ないが、最近は結婚・出産して家庭を優先する時期を設ける有名人が増えている印象があったため、働き方改革(育休等)の話題として投げかけた。

これに関しては、中小企業では人材も限られ採用も難しいので、女性はともかく男性にも育休制度というのは導入しにくいという声が多かった。

座談会で気軽に話せるという形が様々な意見交換ができる良いきっかけになったと思うので、今後も定期的に行っていきたい。

[文責]トカール 代表
齊藤加居

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC