『 商い話 』カテゴリーの投稿一覧

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部総会~

理事者は一般会員の3倍速く成長する

山嵜俊也氏 写真

山嵜俊也氏

3月26日、県南支部総会。2024年度役員人事と年間活動テーマについて議論を行った。

支部長は私が1年ぶり2度めの就任。副支部長に(株)アイテム 阿良山氏。支部幹事は(株)シンデン 八木(仁)氏と保険業 福田氏の2名。計4名体制。

本音を言えば支部幹事はもう少し欲しかったが無理強いや名誉登用なく現実に立脚しながら会を漸進させるにはこれで良かったと思う。

昨年より例会の中で県南支部の存在意義や目的、価値についての本質的な議論を行う機会を頂き、参加会員の皆様には既に役員級の貢献をしてもらったと思う。

さらにこの日「“役得”について体験報告をされてはどうか?」という貴重な意見も頂いた。今期中にぜひその場を設けたい。ここで少し伝えさせて頂くなら「会の問題解決プロセス」こそが役得だと思う。

初の役員就任時に大先輩から「理事者は一般会員の3倍速く成長する」と教えてもらった。3倍はともかく凡庸以下の私が自然環境以上の成長をできたことは間違いない。疑似経営体験の中で主体性という加速装置を頂けたのだと思う。役員6年を含む計7年を経て自社の代表交代も無事に済みなんとか経営する事ができている。

さて今期の年間テーマは「お役にたちます!」に決まった。私が頂いたのと同様、少しでも皆様の経営に役立つ会活動を展開していきたい。同友会の本質は会員個々人の主体性とその経験だと思う。

未熟な運営で恐縮ながら皆様のその知見をぜひ提供頂きたい! 字数都合による口調を謝罪し〆。

[文責]タカマチ産業(株)
山嵜俊也

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部総会~

共に学び共に成長する

2024年3月28日に板屋ビルヂングにて鹿沼・日光支部総会が行われた。

総会に先立ち新入会員の一般社団法人三乗堂の3名(井村香澄さん、中愛さん、森崎玲子さん)より挨拶を頂きました。

総会では斎藤秀樹支部長より2023年度の活動報告があり、引き続き10年ビジョン、2024年度活動計画案が発表された。

2024年度は基本的に2023年度の活動を継続することになるが、
①他団体と連携し行政職員との意見交換の実施
②宇都宮大学生と経営労働委員会によるインターンマッチング事業への協力
③台東支部(東武線沿線)との連携
以上を重点的に取り組んでいくこと、合わせて来年度より、支部長に浅野敏一氏、副支部長に齊藤加居氏が就任することが決議されました。

総会に引き続き鹿沼市社会福祉協議会相談支援あおぞらの柴田雄太氏より『中間的就労形態』と中小企業の望ましい関係~生活困窮者支援の立場から~のテーマで報告を頂いた。

社協自体の活動内容の説明の後、「中間的就労事業」についての説明があった。生活困窮者支援についてはメディア等で耳にすることがあるが、実際に活動している方の話を聞けたのは良かった。

あおぞらでは年間1500件の相談を5名で対応しており、その数に驚かされたと同時に担当者個人の頑張りで支えられている部分も大きいことに気付かされた。

今回の報告は利用者の就労体験や支援付き雇用の提供先として会員企業が関われる可能性があり鹿沼日光支部のビジョンに合っており引き続き協力をしていきたいと思う。

最後に総会にてわたくし浅野が新支部長に就任しました。不慣れで私自身が学ばなくていけないことが多いのですが、「共に学び共に成長する」を実践していければと思っています。

2024年3月鹿沼・日光支部総会開催の様子

[文責]株式会社コメノイ
浅野敏一

No.167_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 05 栃木のNEWS
~県北支部総会~

学びの場を求めている青年経営者は必ずいる

令和6年3月28日に(有)赤札堂印刷所で県北支部総会が行われた。参加者は4名、と多少寂しくはあるが、皆、県北支部しいては同友会を盛り上げていきたい、という想いが伝わる支部総会であった。

会員の輪を広げるには、どう動くか、何をすべきかなど、意見が繰り広げられた。

学びの場を求めている青年経営者は必ずいる、人の採用に困っている経営者は必ずいる、そのような経営者の方たちに同友会を知ってもらう、そのような“場”を設けることをわれわれ県北支部の活動の方針とした。

支部総会終了後懇親会をおこない、日頃の問題、現在の経済環境や会社のことなど様々な話で盛り上がった。

世代を超えて屈託のない意見が交わせる、同友会の長所の一端である。

[文責]八木澤社会保険労務士事務所
県北支部長 八木澤和良

No.166_目次

発行日:2024年 3月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:https://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
※左の画像をクリックするとPDF版がご覧いただけます。

No.166_News Topic:全国のNEWS

News Topic 01 全国のNEWS
~第54回中小企業問題全国研究集会 in 三重~

理念実現のため激動時代の潮流に乗れ

宮之雪酒蔵 外観

宮之雪酒蔵

2024年3月7・8日、三重県で第54回中小企業問題全国研究会が行われた。

1日目は12分科会に分かれて開催された。私は第12見学分科会「ブランディングとマーケッティング~業界慣習を打破する「正統派異端系」のブランディング~」がテーマの(株)宮﨑本店 代表取締役会長 宮崎由至氏の報告を拝聴した。

(株)宮﨑本店は創業170年を超える老舗で酒蔵は国の有形文化財に指定を受けている。明治時代は周囲に33店舗の酒蔵があったが、時代の波に飲まれ倒産・廃業が繰り返された。ほとんどの酒蔵は吸収合併され、現在では宮﨑本店のみとなった。

工場見学では2018年に新しく建てた酒蔵や製品の梱包現場などを見学した。新しい酒蔵は、今までの大きいタンクで大量に作る手法ではなく、小さいタンクで常にフレッシュなお酒造り、小回りを活かした新品種造りが特徴だった。また、酒蔵や梱包現場はDX化も進んでいた。

宮﨑氏の報告は、①「時代認識」から始まり②「大企業と中小企業経営者の違い」③「戦略と戦術」④「価格決定権」⑤「付加価値をどうつけるか」⑥「原料から製品へ」⑦「狭く、深く」⑧「企業の維持、発展」の8項目で報告が進んだ。私が特に印象に残ったのは「時代認識」、「戦略と戦術」、「付加価値をどうつけるか」であった。

「時代認識」では、現在は「総務の時代」だと語った。AIやDXが進んでも会社を回すのは人であり、人の採用・定着は必須だ。また、2024年問題で物流が停滞するなか滞りなく仕事を進めるには総務の力は重要になる。

「戦略と戦術」について宮﨑氏は、【戦略】とは役員が会社の方向を決めたもので、【戦術】とは各現場が戦略を達成するための行動指針と言った。当時の宮﨑本店は、4ℓサイズのキンミヤ焼酎を主力として販売していたが、他社との価格競争から薄利だった。宮﨑氏は状況を変えるべく戦略として、「値下げしない」ことを決めた。戦略を決めた後は自社のお客様を調べ、キンミヤ焼酎の売り方を変え4ℓから600㎖にサイズを変更した。

宮の雪樽 写真

宮の雪樽

飲食店では4ℓの瓶は棚に陳列されて見栄えは良いが、実際に卓上に来た飲み物の銘柄は分からない。それが600㎖の瓶ならお客様が手酌で飲む事から認知度を高める事ができた。

「付加価値をどうつけるか」では売場と顧客の選別が必要だ。「スーパーや問屋、チェーン店では、担当者と良好な関係を作れたとしても、価格を決めるのは会社でありビジネスパートナーとして捉えるのは難しい。それなら実際に飲んだ人の声が聞こえる飲食店の大将等をビジネスパートナーと捉えた方がお互いに成長出来る関係になる。」と語った。

最後に宮﨑氏は人生を楽しむためには、「蛇口を閉めるな」と言った。何かに取り組み、情報の間口を広げていれば、人と繋がり人生は楽しくなると語って報告が終了した。

宮﨑氏の報告は学びが多く貴重な体験だった。

[文](株)シンデン
八木匠

栃木県中小企業家同友会

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