『 No.156 』カテゴリーの投稿一覧

No.156_目次

発行日:2023年 5月31日
発行者:栃木県中小企業家同友会
〒321-0968 栃木県宇都宮市中今泉2-3-13
TEL 028-612-3826 FAX 028-612-3827
E-mail:t-doyu@ninus.ocn.ne.jp
URL:http://www.tochigi.doyu.jp/
企画編集:広報委員会 印刷:有限会社 赤札堂印刷所
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No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~栃木同友会定時総会~

「経営の悩みは経営者に聞け!」
~第38期がスタートしました。~

去る5月22日(月)ベルヴィ宇都宮において栃木県中小企業家同友会第38回定時総会が行われました。総会にご参加いただきました皆様に御礼を申し上げますとともに、ご参加頂けなかった皆様に本総会のご報告をお伝えいたします。

昨年度は、引き続くコロナ禍に加え、急激な円安、材料や部品の入荷困難、ロシアのウクライナへの侵攻、そしてエネルギーの高騰などなど…私たちを取り巻く経営環境は大きく変化しました。この激動の中にあって各社の経営を守り、繁栄させてこられた会員の皆様には心より敬意を表したいと存じます。

栃木県中小企業家同友会も、情勢の悪さから企業の閉鎖等もあり、会勢は少し減ってしまいましたが、数年前から入会していただいた企業の次期経営者が、同友会で学び、実力をつけ、社長を交代した事例が数社ありました。また、経営を学びたいとの理由から、自らホームページ等で調べていただき入会につながった会員さんも現れました。このように経営に真摯に向き合って会社を経営していこうという会員さんの姿が刺激となり、今栃木同友会は変わりつつあることを感じます。

本年度はこの流れを踏襲し、経営者同士が悩みごと、失敗体験、成功体験を共有しあい、切磋琢磨していくことを願って、スローガンを「経営の悩みは経営者に聞け!」とさせていただきました。経営の力は、他社や他の経営者の違いを感じ、交流するところから磨かれます。当会相談役理事の深澤雄一氏には、記念講演で、他の経営者や他社の優れていると感じたことを取り入れ、自社のものにしてきたこれまでの歴史を語ってもらいました。

また本総会では、本年度以降さらなる活動と、全国の活動と歩みを併せるために、会費の値上げを上程させていただき、皆さんにご理解いただいて後期徴収分より、会費5000円を7000円、一社2名目からの準会員については一人会費2000円を3000円にさせていただきました。

会員の皆様には、このような状況をご理解いただき、積極的に同友会活動に参加していただき、自社と地域の発展に邁進していただきますよう心よりお願いいたします。

なお、詳細と今後の行事は議案書をご確認ください。

栃木同友会第38回定時総会開催の様子

2023年5月22日
[文責]代表理事 八木 仁

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県央支部5月例会~

同友会活動が経営に活きる!

今年度最初の県央支部例会は、令和5年5月18日(金)、宇都宮市東市民活動センターにて県南支部例会委員長のタカマチ産業(株)代表取締役 山嵜俊也氏からの「同友会活動が経営に活きる!~自分流の経営のバトンつなぎ~」と題した報告により幕を開けた。

社名の『タカマチ(高市)』 とは縁日の参道に立つ屋台・露店の市を意味し、これら屋台等を営むテキ屋さん向けに電光看板やガスコンロの製造、テント縫製、更には金属・樹脂加工、鉄・アルミ溶接、木工等によりあらゆるものを製造し、提供するという全国でも珍しい会社である。

報告は次の山嵜さんからの問題提起より始まった。1.事業承継をどう考えますか? 2.会社を取り巻く諸問題をどのように克服しますか?

コロナ禍による行動制限や自粛、終わりの見えない原材料費の高騰等の外部環境の激変に対応しながらも、紆余曲折の末、父親からの事業承継により社長に就任した様子とその時の心情も赤裸々に語られ、非常に臨場感あふれるものであった。それと同時に、こうした修羅場を今なお潜り続けているからこそ生まれた山嵜氏の経営に関しての哲学に触れることが出来た。

「経営者の学びは極めて重要なのに、緊急性は低い。だからこそ意識的に取り組まないと進まないよ。」
山嵜氏が先輩経営者から聞いた言葉を大切にし、同友会活動を続けてきたことで、会社経営に伴う諸問題や難局に対応することが出来、またそれが経営者の更なる成長に繋がることを実感した次第である。

山嵜氏とは、以前、経営指針を作る会で切磋琢磨した仲間である。今回、久しぶりに話を聞く機会に恵まれたが、このような仲間が身近にいる心強さと同年代の経営者として負けていられないと闘志を燃やすことが出来た例会であった。

県央支部5月例会の様子

[文責]株式會社総研
小岩圭一

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News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部4月例会~

同友会の神髄から経営者の責任を見つめなおす!

去る4月26日小山城南市民交流センター(ゆめまち)にて、「同友会の神髄から経営者の責任を見つめなおす!労使見解の読み合わせ例会」が開催された。

東京同友会からの飛び入り参加を含めて11名で開催された。

今年の労使見解の読み合わせも、進行役を私八木が務めさせていただいた。これまで読み合わせから入り、感想を述べあっていたので、第2章で時間切れとなっていた。今年は、八木から全体の解説と13ページ以降の故中同協会長の田山謙堂氏の講演をまとめた「人を生かす経営とは~中同協「労使見解」作成の経緯と今日的意義」も併せて紹介せていただき、例年より少し進んだ、読み合わせとなった。

第2章の「対等な労使関係」の「対等」には毎年皆さんひっかかるところであるが、私は、社員さんとの関係は「社内での役割は異なるが、人としては対等であるべき」で、経営者の役割は第1章の「経営者の責任」に邁進することを提案した。

昨今物価上昇から賃上げ議論が活発化されているが、企業における実際的な支払能力だけでなく、社会的な賃金水準、賃上げ相場と、物価の動向もきちんと把握しようと記載されている。「人を生かす経営~中小企業における労使関係の見解」はA5の小冊子であるが、量の少なさから、いつでも読めると思いと積読になってしまう。この冊子のお薦めの読み方の一つは、労使見解を経営の方向性を決める時の「やるべきことのリスト」と見ると、出来ていないことは山ほどみつかはずである。

県南支部4月例会の様子

[文責]株式会社シンデン
八木 仁

No.156_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部4月例会~

コロナ禍の逆境を乗り越えながら
地域課題の解決を目指す事業の立ち上げ

令和5年4月の鹿沼・日光支部の例会は日光市などで事業を展開する(株)SMYLH(スマイル)代表取締役 狐塚崇宏氏にお話し頂いた。狐塚氏は海外のサッカーチームに所属していたことがあるプロサッカー選手経験者で、2010年にサッカー教室事業を立ち上げた。目指すはグローバルな視点で豊かな地域を作り、子供たちから高齢者までを対象とした「たくさんの笑顔を生み出す」事業を展開すること。

ところが、公共施設の閉鎖や学校の統廃合により活動場所の確保が難しくなり、更に新型コロナウィルス感染症により活動自体を自粛せざるを得ない状況に陥った。

それでも、廃校舎をみんなの遊び場に! 子供たちに質の高い体験や学びを! 学童+習い事+送迎で子育て世代の負担を減らす! 高齢者の心身の健康サポートなどといった価値を提供する事業の具体化を進め、体験型学童保育事業・フリースクール事業・スポーツジム事業・カフェラウンジ事業・多世代運動教室事業・ストリートコート事業が立ち上がった。様々な事業が社員からの発案で形になり、更にたくさんの方々からの応援を得られるようになっていった。

狐塚氏が社員の皆様と共にこのように前進し続けた原動力は何か?私は狐塚氏のお話から、夢を持ち掲げ続けることの大切さと視野を広く持つことの大切さ、そして、「あきらめない」という気持ちでワクワクしながらやり続けることの大切さを学ぶことができた。そして自分の目線がフラットで自分に嘘をつかないところから仲間をはじめ周囲からの協力が得られるということを学ぶことができた。是非、実践していきたい。

鹿沼・日光支部4月例会の様子

[文責]株式会社ウィステリアコンパス
斎藤秀樹

栃木県中小企業家同友会

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