『 News Topic 』カテゴリーの投稿一覧

No.180_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 04 栃木のNEWS
~第5回経営基礎講座~

なんで会計が必要なの?

最近、アルファードのようなミニバンをよく見かける事はないだろうか? 若い家族が600万円から1000万もする車に乗れるようになる、それだけ給与が上がったのだろうか。そう思い違いをする。そんなに給料が上がっているわけではない。実は、これにはカラクリがある。

残価設定型クレジットだ。5年間で支払う金額 + 乗り終わったあとにその時の車の価値(残価)で買い取ってもらうタイプのものだ。残価は車の状態で変わる。事故で大破してしまえば、残価分の金額は払わなければならない。

無事故と状態がいいことを前提に組まれる大雑把な見通しで買われる車。これに住宅ローンも入ればどうなるか。長い間に収入は変化する、その変わり方はだれもわからない。

でも、ローンの支払いは確定した未来。多くの若い夫婦はその意味を知らない。

経営指針をつくる会の事前学習として、第5回経営基礎講座が片平税理士によって、5/10 (土)、5/17(土)の2回にわたって行われた。この講座では会計の基礎、損益計算書(PL)と貸借対照表(BS)を学ぶ。1年間にどれだけ利益が出たかを見るのがPL、創業してからの財産の積み上げを見るのがBS。この2つを経営判断するときの指標として使う方法の基礎がレクチャーされた。

会計は大きく分けて3つあるという。税金を決めるための税務会計、会社の価値を伝えるための財務会計、経営者が経営判断するための管理会計。よく、会計は会社のスピードメーターだと言われる。中小企業の経営で一番使われないけれど、一番重要な、管理会計がスピードメーターにあたる。会社運営をはかるには、とにかく毎月の状況を確認する月次決算が欠かせない。

管理会計的に見るために架空会社の税務会計決算書の組みかえをおこなった。ブロック図、ストラック図と呼ばれる形にする。決算書を数字だけではなく図であらわすことで、会社の状況をひと目でわかるようになる。いくら儲かっているか、どういう構造で儲かっているか、どこに注意を払わなければならないか。大きな括りで項目をまとめることで収入と支出のバランス、もっている資産の状況が目で見てわかりやすくなる。

それらを実務で使うときは毎月の収入と支出の確認をするために月次試算表をつくる。このときに、必ず守らなければならない大切なことが1つある。会計上のルールに則った、正しい数字をつかうこと。誤魔化した数字は判断を間違えさせる。

書き換えた会計を行うと、裏帳簿(真の帳簿)でも作らない限り、人は書き換えたことすらも忘れてしまう。5年10年と長い間にたまった誤情報は、経営判断をするときに足かせになる。

受講生たちはそういったことを改めて学んでいった。会計を理解すれば、銀行や株主との交渉、設備投資できるかどうかの判断に役に立つ。経営者は会計、決算書の意味を理解して使う必要がある。自社をどう運営していくのか、そのための指標としての会計は経営の基礎である。

お金の使い方や支払いの計画は、会社でも家庭でもとても大事だ。長期的な視点を知らない若い夫婦は一歩間違えれば、今後ローンのためにはたらくことになる。

我々経営者がそうならないようにするためには、基礎である会計、特に管理会計を実務で使える程度にはわかっていないといけないな、と考えさせられる講座だった。

[文責]株式会社共立 代表取締役
専務理事 石綱知進

No.180_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 05 栃木のNEWS
~県例会 in 鹿沼・日光支部~

社員とともに会社を変革する
~借金・テナント倒産からの脱出、社員と未来を拓いた「理念経営」~

鹿沼・日光支部が担当する令和7年8月の県例会。

今回は、11月の経営フォーラムのテーマ“社員共育”を課題としてクリアした生きた教材とも言える報告です。

今回の報告者は、東京同友会・台東支部に所属する「メトロ設計」代表取締役、小林一雄氏。8月2日(金)、「自己変革(社長としての決意)~経営指針~社員共育」(仮)という報告です。

小林氏は、創業者である祖父と二代目の父が築いた地下インフラ専門コンサル会社「メトロ設計」に27年前に戻りました。その後5代目として社長に就任します。しかし、彼を待っていたのは「借金6億円・部長の急逝・テナント倒産」という大きな経営危機でした。

そんな絶望の中で出会ったのが同友会、そして経営指針成文化セミナーでした。

自らをさらけ出し、理念を見つめ直すことで、彼は「借金返済のための社長」から「人と街を豊かにする地下インフラのプロデューサー」へと自らの役割を変革させていきます。

「理念」 → 「ビジョン」 → 「プロジェクト」という“三段ロケット”を打ち上げ、社員・金融機関・地域社会を巻き込んだ10年の挑戦の結果、同社は「多様な人が誇りを持てる会社」へと劇的に変貌を遂げました。

「理念が社員の羅針盤になった瞬間、私一人では到達できない景色が開けた」

この言葉には、理念経営が持つ真の力が凝縮されています。

今回の報告では、社長の決意が周囲にどう波紋を広げ、社員に理念をどう浸透させたのか。その生々しいプロセスから、多くの学びを得ていただけることと思います。

社員共育の本質に触れる貴重な機会。ぜひ、ご参加ください。

[文責]鹿沼・日光支部長 浅野 敏一

No.179_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~県央支部3月支部総会~

県央支部総会およびRESAS(リーサス)を活用した
地域経済分析ワークショップ

令和7年3月25日、県央支部総会が宇都宮市豊郷市民活動センターにて開催されました。

第1部 総会

臼井進支部長より、2年目の活動方針について熱いメッセージが伝えられ「企業づくり、人づくり、同友会づくり」の3つの柱を中心に、会員間の連携強化、特に他支部との連携やLINEを活用した情報発信の重要性が強調されました。

出席者は時間超過を忘れるほど熱心に聴いていました。

第2部 RESAS(地域経済分析システム、
リーサス)活用ワークショップ

参加者14名(内オブザーバー2名)、経済産業省関東経済産業局より3名の講師をお招きし、RESASを活用した地域経済分析ワークショップを実施しました。

2時間という時間の中で内容が盛り沢山でしたが、ほんの一部として宇都宮市や小山市の産業構造の把握では実際にデータを表示しながらご説明いただきました。会場は熱心にデータを検索したりしいつもとは違う雰囲気が会場にあり時間が短く感じられました。

私が気になった点は、BtoB、BtoCそれぞれのビジネスにおける動向把握の重要性を、ワークショップ形式で学び早速、自社でも活用の可能性を考えて分析してみたが“データをどのように活用するか”は、我々経営者などの考え方で結果が大きく変わってくるなと思うデータになり、ますます同友会での様々な学びの機会が必要だなと思う部分が多々あった。

  • 例えば、宇都宮市での業種別付加価値額の構成割合は全国平均や栃木県平均と比較すると「卸売業・小売業」の割合が高いことがわかる。
  • 栃木県内でも各地域によって大きく構成割合が違っていることがみてとれるなどなど。

最後に参加者の皆さんにご記入いただいたアンケートの一部を共有させていただきます。

総会の満足度を5段階で評価くださいというアンケートに対して、回答者8人中「4」と「5」をつけていただいた方が大半でした。

2025年度1年間県央支部幹事として来年の総会ではよりよいアンケート結果につながるようやっていきたいと改めて思いました。

[文責]株式会社芯和 常務取締役
県央支部幹事 高橋和子

No.179_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部3月支部総会~

3月19日、小山市大谷市民交流センター「あいとぴあ」会場にて、参加者9名で県南支部総会を開催しました。その内容をこの場を借りてお伝えいたします。

2025年度の役員体制は次の通りです。「支部長:山嵜俊也=タカマチ産業(株)」、「副支部長:阿良山輝明=(株)アイテム」、「幹事:福田忠史=保険業、八木仁=(株)シンデン、行廣智明=(株)行廣国際アカデミー、中村あさみ=(株)ボーダーレス」の6名体制。(うち前4名が留任、後2名が新任。役職の変更はなし)改めまして今年度もよろしくお願い致します!

続いて支部長である私から2025年の活動について説明を行いました。本紙面でも改めて説明させていただきます。

スケジュールは従来どおりで、原則として毎月第3水曜日が支部例会、第2水曜日お昼が支部幹事会(ZOOM)です。

ただし、大きな変更点として『他支部とも連携して県全体で学びの場を提供する体制』へシフトしていきます。

この変更の目的は大きく2点で「1.より多様で深い学びの機会を得るため」、「2.支部例会の質を高める活動へ注力する時間確保のため」です。

当面はこれまで通りの支部例会を継続しながら徐々に新体制(=県全体でのサービス提供)へ移行していきます。県南支部会員の皆様におかれましては、他支部の例会や、全県イベントへの参加も改めて視野にいれて頂きたいと思います。また、近年なおざりになっていた懇親会や忘年会にも力を入れ会員間の関係性強化を図っていきます。

さて、2025年度の県南支部活動方針は「小さな不離一体」としました。この言葉は「同友会活動と自社経営は不離一体」という考えに基づいています。

同友会での学びが日々の経営に活かされること、かつその実感を伴っている状態のことです。その先に目指すべき県南支部や、より充実した同友会活動があります。

まずは「経営の何を学びたいのか? どんな能力を身に着けたいのか?」を具体的な言葉にしてみてください。それが目的や目標となり「小さな不離一体」が起こり始めます。自分のテーマが明確になれば例会で得られる学びや気づきもグッと増えるからです!

それでは例会で皆さまとお会いできるのを楽しみにしております!

県南支部3月例会 開催の様子

[文責]タカマチ産業株式会社 代表取締役
県南支部長 山嵜俊也

No.179_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~県北支部3月支部総会~

令和7年3月25日に(有)赤札堂印刷所で県北支部総会が行われた。参加者は4名であった。

令和6年度の県北支部の活動としては、会勢のこともあり支部単独での例会の開催を控え、県央支部との合同例会の開催、また積極的な県例会や他支部例会へ参加するものであった。

支部総会での話題は、県北支部や同友会を盛り上げていきたい、しいては地域経済を盛り上げていきたい、で始終し、会員の輪を広げるには、どう動くか、何をすべきかなど、意見が繰り広げられた。

「業績を向上するためには何をすればいいか」「良い従業員を採用するにはどうすればいいか」「会社の後継はどうすべきか」などなど、そのような問題を解決する学びの“場”を求めているを経営者は必ずいる。

そのような経営者の方たちに同友会を知ってもらう、そのような“場”を設けることがわれわれ県北支部の来期の計画とした。

来期は県北支部会員と地域の経営者との交流を積極的に図る年数回の“場”を設けることとした。

支部総会終了後懇親会をおこなった。県北支部会員のみでの懇親会は久しぶりであったが、やはりいいものであると感じた。支部総会からの話題も引き続き語り、またそれぞれの会社の状況や日頃の問題、現在の経済環境ことなど様々な話で盛り上がった。

世代を超えて様々な意見が交わせる、同友会はそんな心置けない会なんだと思う総会・懇親会だった。

[文責]八木澤社会保険労務士事務所
県北支部長 八木澤和良

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC