『 News Topic 』カテゴリーの投稿一覧

No.173_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 01 栃木のNEWS
~インターンシップ受入体験記~

インターンシップに関する所感

【インターンマッチングイベントについて】

イベントヘの参加にあたって、自社やインターン概要を紹介する動画もチラシもなかったので、それらを一から作成することから始めました。

幸い、オンラインで利用できるグラフィックデザインソフト(Canva)上に、動画にもチラシにも、若者ウケしそうな無料テンプレートがあることがわかり、それを元にして効率的に準備ができました。

イベントに来場した大学生に、両方とも見ていただけたのでよかったです。

【インターン受入について】

いざ、インターン生を受け入れるとなった際に、インターンシップで一般的に必要とされる事務手続きや関連書類の書式もわからず、インターン生や社内へ事前案内するためのカリキュラムの作り方もわからなかったので、それらを調べるところから始めました。

ありがたいことに経済産業省のHP上に、インターンシップ実施の流れと各種関連書類のテンプレートが公開されていましたので、そちらを活用して書類の体裁を整えることができました。

カリキュラムについては、生成AI(ChatGPT) と複数回やり取りすることで、意外とかんたんに原案が作成できました。

できる限り準備はしたものの不慣れな点や準備不足な点もあり、インターン生にとって役に立つ体験が提供できたか気がかりでしたが、インターン実施後のアンケートが高評価だったので安心しました。

意欲が高い方に参加していただけて感謝しています。

[文]株式会社ウィステリアコンパス
高嶋 洸太

インターンシップ体験記

8月末から9月初頭にかけて5日間、株式会社ウィステリアコンパスさんのインターンシップに参加した。

出会ったきっかけは宇都宮大学の学生団体コラベルト主催のインターンシップマッチングイベントである。

この5日間では、財務知識を学んだり、企業への質問を通して経営コンサルとしてのコミュニケーションを体験したりした。

自分の発信で他人に働きかけるということに苦手意識を持っていたため、今回のインターンシップではこの力を身につけることを最大の目標とし取り組んだ。

実習先の企業でのインタビューの際には、自分の発言が直接企業に影評を与えるかもしれないという責任の重さを惑じた。

しかしそのような状況の中でも、自分が力を入れてきたサークル活動やインターンシップの経験をもとに話を深めることができた。

自分にしか話せない経験を持っていることが強みになると分かった。さらには、マンツーマンのメンターシップや個別フィードバックを通して、自分が苦手としていることを客観的に評価していただき、自分が意識していなかった部分を強みとして認めていただいたことが、自信へとつながった。

このようなきめ細やかなサポートをいただけることは中小企業ならではの特徴であり、自己理解を深める大変貴重な機会であった。

今後は、数字を理解し自分の発言の客観性を伝えられるようにとアドバイスをいただいたため、根拠を加えた発言を意識していきたい。

[文]宇都宮大学3年
大河原 空弥

No.173_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 02 栃木のNEWS
~県南支部9月例会~

「2024年問題」

9月18日(水)「ゆめまち」にて県南支部例会が参加者9名で開催された。

今回のテーマは『2024年問題』。

簡単に説明すると「2024年4月をもって時間外労働の上限規制が適用されることで、長時間労働を前提になりたっている運送、建設、医療業界において広範囲に渡る社会的影評が懸念されている問題」である。

企画としては上記概略説明後、支部会員である関東物流有限会社・山本健二代表より運送業者視点からの具体的な事例報告をへて、最後に全員で議論する座談会形式でその実態にせまろうという内容だった。座談会は最小の運営力で中身の濃い例会にする為の工夫(=苦肉の策)だったが今回良い意味で裏切られた。

山本代表が自社経営報告と呼んで差し支えない発表をしてくれたためだ。自身の成育歴から職歴、会社を事業承継した経緯、物流業界の歴史、自社の経営戦略、今後の見通しなどまさしく「経営報告」をして頂いた。

物流業界の歴史について少し取り上げる。もともとは免許制の狭き門だったが、1990年に許可制となる規制緩和で開業が容易になり事業者が増加。日本の高度経済成長期を支えた。しかしバブルが弾けると供給過多から過当競争となり大きな死亡事故を多数引き起こすなどの社会問題へ。現時点では減少傾向だが未だ多くの事業者がいる。

かつては月収100万円超えもザラだった大型免許保有ドライバーの平均月収はいまや40万円未満。しかし関東物流では1tトラック(普通免許)の駆け出しドライバーに月収50万円を出す。

さらに上位の免許と車格ヘステップアップすれば昇給が可能でその見える化は社員のやる気を喚起する仕組みにもなっている。なぜ関東物流にはそれができるのか?

山本氏は業界の実情を深く分析・把握し「向こう10年先」におこる未来の確定的な事象と照らして自社が強く生き延びられる明確な経営戦略を立て愚直に実行してきた。

山本代表には『10年先、20年先までの「勝ち筋」が見えている』。一見自信家にもみえるが決して傲慢にならず、常に情報収集に貪欲で戦略の微修正を怠らない姿勢も普段からみている。今回そんな経営者仲間の実態を知る事ができて嬉しい驚きと同時に、経営報告を中核とした例会をもっと増やしていきたいと強く感じた!

ところで山本代表の経営戦略やその姿勢は同友会的にいえば間違いなく「経営指針」である。

氏はそれを作り出す能力を自身の人生の中で培ってきた。ゆえにまねるのは至難の業である。

だがしかし! 同友会には「経営指針をつくる会」があることを最後にお伝えしたい。

本気で臨めば自社の「勝ち筋」を見出せる取組みがわが栃木同友会にはある。アナタもぜひ来期の受講を検討してみてはどうだろうか!?

[文]タカマチ産業株式会社
代表取締役 山嵜 俊也

No.173_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部9月例会~

共に育ちあう社風づくりに向けて
~組織の垣根を超えた学び合いの実現を目指す~

9月25日に板屋ビルジングにて鹿沼・日光支部の例会を行った。

今回は「共に育ち合う社風づくり」というテーマで株式會社総研 代表取締役 小岩圭一氏に報告をして頂いた。

株式會社総研は創業55年の企業で不動産・公共事業・民間建築等(社会基盤整備)と公害・廃棄物処理問題・気候変動・生態系等(環境保全)に係る業務を扱っている。

平成14年に2社が合併して株式會社総研となったことと業務上専門性の高い(有資格者が多い)社員が多いことがあり部門間の連携がうまくいかない状況が続いた。

入社後先輩から「給料が上がらない」という不満を聞くことがあり、実際に東日本大震災後の線量測定で利益が大きくなった時も人件費に反映されなかった。

そんな中、経営の勉強をしなくてはと思い立った時に斎藤氏(現代表理事)に誘われ同友会に入会し、その年に開催された「指針をつくる会」参加し翌年に最初の経営指針は公表した。

その経営指針を実践し職場環境をかえるために職場改革プロジェクトを立ち上げた。その中のウェルビーイング委員会で社員満足度調査を実施したところ、一部の社員から「現在の職場環境は働きにくい」「やりがいが感じられない」との声が上がった。この結果に小岩氏は社員の気持ちが明らかになって良かった、ただし社長一人では解決できない、みんなで考えようと社員と共に取り組んでいる。

グループ討論では関係の悪い社員同士の対応についての質問には、対話の必要性とその継続が必要でそれを諦めた時点で関係が断絶してしまう、それぞれの違いを分かってもらうことが重要と言っておりました。

小岩氏自身はまだまだ発展途上と言ってましたが、会社のビジョンの「みんなでいい会社をつくろう」~めざせ100年輝業~に向けて突き進んでるのだなと感じました。

最後に小岩氏は「傾聴」の達人でその穏やかな話口と相まって人を引き付ける魅力に繋がっているのだなと思います。

[文]株式会社コメノイ
代表取締役 浅野 敏ー

No.173_News Topic:全国のNEWS

News Topic 04 全国のNEWS
~第52回青年経営者全国交流会 in 宮崎~

われわれ青年経営者で次代に誇れる
豊かな世界を創ろう!

2024年9月19日~20日に『集え! 変革者~日本のひなたから照らす未来~』をスローガンに第52回青年経営者全国交流会が開催された。全体の参加者は約1900名、栃木から3名が参加した。

今回は20分科会あり私は第3分科会に参加した。第3分科会は経営者の自己変革『廃業寸前の家業と自分自身の変革~売上が10倍になった6年とこれから~』をテーマに石川同友会、有限会社音地自動車商会・代表取締役 音地利亮氏の報告を拝聴した。

音地自動車は中古車の販売や修理、保険、車検業などを生業にしている。音地自動車は音地氏の祖父が創業し音地氏で三代目になる。音地氏は当初会社を継ぐ気はなかったと語った、理由は氏が幼い頃から会社の業績が右肩下がり、会社の経営について両親のケンカから「こんな会社継ぐべきじゃない!」と思い大学卒業後は医療関係の会社に勤めながら、個人で事業を行い稼ぐ力を身に着けたと言う。そんな音地氏が変わる気かっけになった、大きな出会いが3つあると語った。

1つ目はフットサルの修行のために行った、ブラジルでの出会いだ。ブラジルの人達は陽気な人や家族思いの人が多かったため氏の考え方や気持ちに変化があった。

2つ目は父に癌が見つかり救急搬送され、会社を開け閉めする中、近所の方から心配する声や励ましの言葉で自社の存在意義に気づいた。

3つ目は父が亡くなり整備士がいなくなった時、音地氏の父や祖父にお世話になったと言う親方に整備士の紹介などで助けてもらい、父や祖父が築いて来た物を知る。

音地氏は自社の存在意義に気づいたころから理念経営の重要性を感じ、同友会に入会した。入会してからは支部長や指針講座座長、青全交実行委員長など積極的に関わって来た、『自分の知る所に変革の種は無く、未知に飛び込む事が自己変革になる。』と語り報告は終了した。

青全交の参加は今回で3回目になるが、若手の報告や討論はベテラン経営者の報告や討論と違った面白さがあり、今後も色々な全国大会に参加したいと思った。

[文]株式会社シンデン
専務取締役 八木 匠

No.172_News Topic:全国のNEWS

News Topic 01 全国のNEWS
~神奈川県中小企業家同友会 共育講演会~

「分からない」から始まる人間の育ち合い
『〜学び合う文化をすべての企業に〜』へ参加して

弊社が掲げている今年のテーマは「わからないことをわからないと言おう!」です。昨年の県央支部10月例会で古屋先生の目指す「学び合う教室文化づくり」の映像をみて、このような会社文化を作りたいと思ったからです。

しかし現実はというと、「私は知らない、聞いてない、関係ない」などの「あきらめのわからない」がまだまだ出てきます。これを「わからない」「どうやるの?」「教えて!」と「始まりのわからない」が多く飛びかうようにしたいと思っていました。

今回先生は、主体的・対話的で深い学びとなる「授業づくり」、すべての子供たちの居場所をつくる「教室空間のデザイン」、聴く力を育て、聞き合う関係を育てる、「ひと・関係づくり」の日々の実践が大切であることを話されていました。

その話を聞き、私も【①日々の業務の中でのわからないや顧客のわからないに遭遇した場合、これを解決するための顧客や仲間との対話や探求を重視し、次へ活かすことのできる仕事づくり】、【②リソースの活用によって社員達にとって居心地が良く、学びによって支え合い高め合う人間関係が育つ場となるような空間デザイン】、【③継続的な社員教育のほか、関係先や地域とつながるひと・関係づくり】の3つの領域の実践を改めて推し進めていきたいと思いました。

また先生は、「学び合う文化」を育てるうえで、①ビジョン(文化づくりのビジョンをしっかり伝え、共にその実現に取り組む)、②スタート期(年度初めの一週間が一年の行方を左右する大切な時期、周囲が頑張ろうという気持ちで迎えるなか、強いリーダーの役割を演じる)、③節目(確認や課題抽出により新しい取り組みを行う)が大切であることを話されていましたが、これは毎年の経営指針の策定とその後の落とし込みにも参考となりました。

これらはまだ小さな教室や会社ごとでの実践となりますが、このような教育を受けた学生たちが入社し、また社員達もこうした学び合いを通じて、人が育ち合い、支え、認め合う社会への変容につながる可能性を感じた講演会でした。

古屋先生は、来年度の経営フォーラムでお呼びする予定です。会員の企業文化づくりに必ず役に立つ内容であると思います。それまでの間、私も自社及び同友会で学び合う文化を少しでも高められるよう頑張ります。

[文](株)総研
代表取締役 小岩圭一

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC