No.193_News Topic:栃木のNEWS
Posted on 2026年7月6日(月) 14:01
News Topic 03 栃木のNEWS
第11回経営指針をつくる会
「第11回経営指針をつくる会が始まった」
「戻ってきた」というのが、この日、私が惑じた素直な気持ちだ。
6月6日、宇都宮市にある栃木県教育会館で「第11回経営指針をつくる会」が開講した。私はサポーターとして2回目の参加となる。今年は、受講生2名、サポーター6名の体制で、午前10時から午後5時まで学びを深めた。
最初の自己紹介では、それぞれが参加した目的や自社の課題を語った。経営者や経営幹部が抱える悩みや問題意識が率直に共有され、この半年間の学びのスタートにふさわしい時間となった。
午前は、タカマチ産業株式会社の山喘氏による「栃木の経営指針の方向性と考え方」の講話が行われた。経営指針づくりの目的は、自社の経営を確認し、現状を客観的に認識した上で、自社でやれること・やりたいことを整理することにある。そのためには、現状認識に基づいた理念や経営計画が欠かせないという。
また、栃木同友会の特徴として重視されているのが「自己の深堀り」だ。経営者も一人の人間であり、考え方や価値観は変化していく。だからこそ、自分は何を実現したいのか、どのような経営者でありたいのかを見つめ直すことが重要になる。自分自身への理解なくして、社員に伝わり共惑される理念は生まれないという言葉が印象に残った。
午後は、株式会社共立の石綱氏による「なぜ外部環境・内部環境分析が重要か」の講話が行われた。企業経営には理念だけでなく、会社というシステムをどう機能させるかという視点も必要である。物価高騰や国際情勢の変化、AIの急速な進化など、先行きが見通しにくい時代だからこそ、自社の内部環境と外部環境を正しく認識することの重要性を改めて学んだ。
その後のワークでは、自社の仕入れから販売までの流れや組織の構造を付箋に書き出し、模造紙に貼り付け、可視化した。受講生からは多くの質問が出され、サポーターも一緒に考えながら議論を進めた。他社の事例や考え方に触れることは、自社を見つめ直す良い刺激にもなった。
サークルアップでは、受講生から不安や戸惑いの声が聞かれた。しかし、それは真剣に自社と向き合っている証である。異なる価値観や経験を持つ仲間と学ぶことは簡単ではないが、その分得られる学びは大きい。私自身も、この「つくる会」に期待と不安を惑じている。サポーターとして受講生を支えながら、自らも学び、成長していきたいと思う。
[文責]千野 武久
株式会社下野テレビ映像 代表取締


