No.182_News Topic:栃木のNEWS

News Topic 03 栃木のNEWS
~第11回経営指針をつくる会がスタート〜

情勢に関する座談会

 6月7日、 第11回経営指針をつくる会がスタ ー トしました。 受講生2名、 修了生のサポータ ー 7名で、9月までの4カ月にわたって経営について学びます。全員が年齢や立場に関係なく ‘‘知り合い・学び合い・ 援け合う’’という謙虚な姿勢で参加しています。

 第1講は、 栃木県教育会館で行われました。

 まずは現状把握・現状認識です。 自社の仕入れ・製造・販売の流れと構造を表現して、 リソースの確認を行いました。 内部環境を考えることで、自社がコントロール可能な要因を知り、経営資源を見つめ直すことができます。

第2·3講は、「和の音交流館 鬼怒川宿」での宿泊合宿です。 とことん自分と向き合う2日間。通称「付箋貼り」 これが簡単そうでキツイのです。 参加者全員が頭を抱えてため息をつきます。 はじめに、 気になることを16個付箋に書き出します。なんとなく思うことや、私生活を含めて気になることで、 特に書きたくないことを書き出します。 丁寧に時間をかけて。 書き出した付箋を模造紙に貼ります。 次に、 隣り合うものの共通原因を探り出し付箋に書きます。 二次原因を探り、 三次•四次原因を探り、付箋4枚の原因を2枚に集約し、最後に一言集約します。 私の一言集約は、 やっばりな…と思いつつ、 見たくない現実を目の当たりにして苦笑いするしかありませんでした。 これで終わりではありません。 現状把握の一言集約をそのままにしていたら次に起こることを16個書き出します。 同じように一 言艇約し、 出た言葉を体で味わう。このワ ークを[予悔」 と言います。 この一言集約は全て自分の考えていることから導き出されたものなのですが、 自分でも受け止めるのに時間がかかる程、 想像していない見たくない自分が出てくるのです。 人が危機に直面した時、 いくつかの行動パタ ーンがあります。 一つは危機に立ち向かい問題解決を行うこと。もう一つは、 事実を見ないようにすること。後者を「防衛」と呼びます。 第3者に見てもらいながら現状把握をするのは、 この防衛を外す ためです。 人は無意識のうちに多くの防衛をしていることに照かされます。

私は第9回・10回を受講生として参加し、 今年からサ ータ ーとして学んでいます。 3 年連続で参加しても同じ内容ではありません。 外部環境の変化が大きい現在は、 内部環境も刻一刻と変わっていきます。 参加者みんなでやることで、 一人では見えなかったことに気づくことがとても多いのです。

全9講から成る経営指針をつくる会は、 深く自分と向き合い、 自社の現状を把握して計画を立て、 指針書をつくり「強い経営者をつくる」という大きな目的を持って開催されています。 これからまだまだ魅力的なワークが盛りだくさんです。一緒に学んだ同期やサポーターはかけがえのない仲間となります。 経営者として成長するために同友会で学び続け、 経営指針の実践に取組むことで、 厳しい経営環境に負けない強い会社にしていきたいです。

 

[文責]中村あさみ
株式会社ボーダレス 代表取締役

栃木県中小企業家同友会

e.doyuバナー
バナー
バナー
アクセスカウンター

▲Pagetop

Powered by WordPress / CIC