Posted on 2023年1月1日(日) 09:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~鹿沼・日光支部10月例会~
ビジョンの力で地域を盛り上げる連携を!

風間教司氏
2022年10月27日に、鹿沼市銀座通りでリニューアルオープンした板屋ビルヂング2階kanuma baseにて、kanuma commonsとの共催で鹿沼日光支部例会を開催し、38名の方にお集まりいただきました。
報告者は風間教司氏((有)風間総合サービス代表取締役)で、座長は鷹羽知子氏(大倉ホンダ販売(株)取締役)でした。
風間氏は、20数年前に裏路地で民家を改装して珈琲店をOPENし、このお店に来てもらうためにはこの街全体を魅力的にする必要があると考え、自社の理念を『地域の資源を活かした文化創造業』に深め、『場所を作る』『仲間を作る』『事を作る』の3つを行ってきました。場所と仲間を作って、そこでみんなでやる事を作る。
そしてこの想いやVISIONを発信し続けた結果、仲間を動かし、UR都市再生機構を動かし、鹿沼市を動かし、銀座二丁目に仲間たちが楽しく街を考える場(板屋ビルヂング)が整いました。風間氏から熱のこもったご報告が、会場を熱くしました。
最後の座長鷹羽氏のまとめでは、風間総合サービスの幹部社員のコメントを鷹羽氏が代読しました。
幹部社員の風間氏に対する感謝の気持ちが、鷹羽氏を通して会場に広がり、鹿沼の中に繋がりで、社員と自社と街が元気になるキッカケとなる例会になったのではないかと感じました。
[文責](有)ウィステリアエステート 代表取締役
斎藤秀樹
Posted on 2023年1月1日(日) 08:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~突撃!同期訪問 ~合同入社式のその後~ No.3~
サンプラスチック(株)の阿久津光生さんに会いに行く!
栃木同友会では、今年度4月に会員企業が集まって合同入社式を初開催しました。期待と不安を胸に社会人生活をスタートさせた新入社員さん。6ヶ月経ってその後どのように過ごしているのか? 互いにどんな成長を遂げているのか。また悩みを抱えていないか? 「今」を共有し合い、更なる活躍につなげて欲しいとの思いから同期訪問を行うことにいたしました。
第3弾は、サンプラスチック(株)の阿久津光生さんを、(株)シンデンの三橋龍さんが訪問しました。
①現在の仕事内容を教えてください
現在はフィルムの製造、メンテナンスが主な仕事です。
また、原料や資材の準備、機械の立ち上げ、注文通りの厚みに設定するなどの段取りも行なっています。
フィルムロールの厚みを均等にするのは自社にしかない強みだと思います。
②入社のきっかけは何ですか?
もともと自分がシュリンクフィルムに興味があり、工場見学の時にサンプラスチック独自の技術に惚れ込み、家から近いことなどが入社する、きっかけになりました。
私は、機械系の学校に通っていたため、メンテナンス面で学生時代の知見が活かされています。
③仕事のやりがいを感じるときは何ですか?
自分が作業してできた製品がきれいに完成した時にやりがいを感じます。最近では作業効率が上がり、原料の入れ替え時の原料や行動のロスが少なくなり、先輩方から褒められることが増え嬉しいです!!
また、入社時から現在までの変化として、わからない事があれば、すぐに聞くようになりました。
④これからの目標は(挑戦してみたいことなど)?
最初の目標として、まだ作業したことのない機械の操作を覚え、1人で回せるようになり、スローガンの一つでもある「サンプラから世界へ」を実現させたいです。
また今後の目標として、二人作業が不可欠である難易度の高い機械の操作に挑戦したり、後輩が出来た時に自分のできなかったことを教えられるフレンドリーな先輩になりたいです。
⑤最後に会社自慢をお願いします
非常に明るくて話しやすい環境です。出勤する週の最終日の昼食は製造部みんなで外食する習慣があるくらい仲がいいです。仕事のことやプライベートのことなど何でも気軽に話しています。また他部署とも朝礼の時によく話していて意見交換をしています。
三橋の感想です。
シュリンクフィルムの製造や帯電防止・導電フィルムの製造が全く分からない私に親切にわかりやすく教えてくれました。用紙を埋め尽くすほどのメモがあり、相当な準備をしてくれたのが分かりました。同僚とも楽しく会話しており、チームの一員として成長していて、私も負けていられないと思いました。
これからも同期として切磋琢磨して行きたいです。ありがとうございました。
〈インタビュアー〉
(株)シンデン 新入社員 営業部 三橋 龍
〈編集〉
(株)シンデン 専務取締役 八木 匠
〈企画〉
経営労働委員会(社員教育準備会)
Posted on 2022年11月30日(水) 11:00
News Topic 01 栃木のNEWS
~2022 栃木県中小企業家同友会 経営フォーラム~
一人一人が主人公の会社づくり
~全員が考え行動できる会社をめざして~
報告者: 株式会社 吉村 代表取締役 橋本久美子氏

橋本久美子氏
去る令和4年11月14日、ベルヴィ宇都宮にて令和4年度栃木県中小企業家同友会経営フォーラムが開催された。出席者は75名、コロナ禍3年ぶりのリアル開催である。10グループに分かれ、橋本久美子氏の報告を皆真剣に聞き入っていた。今回の経営フォーラムでのグループ討論は「明日から自社・自分ではじめたい1(ワン)アクション」がテーマだ。これは、橋本氏が例会に参加したらそこで得たもの・気づいたもの一つ翌日行動に移すという「1例会1アクション」とおっしゃっていることを受けてのものだ。
橋本氏の経営する株式会社 吉村はお茶のパッケージングを自社一貫生産で行うことをメインとする食品包装資材の企画・製造・販売会社である。「日本で一番大切にしたい会社大賞」など様々な賞を受賞しているが、それまでには一筋縄ではない、紆余曲折の経営があった。橋本氏は社宅住まいの専業主婦の期間が10年あっての社長就任であり、数字にも強くないし劣等感が強くあったという。
同友会には経営理念を作るために入会し、例会で学んだことは色々模倣し会社で実践したという橋本氏。中小企業は「尖んがる」ことが大事なんだという。「大企業がやらない・やれないようなことを中小企業はやらなければ生き残れないし、ココと決めたところは粘り強く攻める」。「短所は消してはいけない。短所を消そう失くそうとすると長所も失くなり、つまらない人間となってしまう」。「短所は他の人の長所で補ってもらい、自分の長所は他の人の短所を埋めることができる」。「自分のダメなところ・短所は裏返せば長所で、長所と短所はコインの裏表」。
橋本氏も自身、自分が弱み短所であると考えていた専業主婦だったことや・数字が苦手だったことは、主婦の意見が分かるという強みになるし、数字に弱ければ数字に強い社員に振ればいいという考えに変わった。
「オレンジのワークショップ」を会社でやってみたら、意外な結果がでた。ノーマークだった社員が良いアイデアを出し、右腕と思っていた社員からは期待外れの意見が出てきて、自分の中の組織論が崩れた。もっと社員のことを見なくていけないと思ったという。報告の内容は枚挙に暇がない。
橋本氏の報告の後グループ討論が開始されたが、各グループとも活発な討論がなされていた。私の所属するグループでもいろいろな意見があり、投げかけや回答があり、気づきがあり、翌日のアクションへの決意表明があり、と。会社づくりは人づくりだということを改めて感じた。「理念はあるが使い倒せていない」。「やはり目標は上からのトップダウンではダメで、社員の話を聞いてあげないといけないのだがどう聞けばいいか分からない」。「相手の良いところ・好きな所を見つけるようにしたい」、「一人一人と話ができていない」、「正社員とパート社員の仕事に対する意識の差がある」、「会社で統一ルールができていない」などなど。
参加した方は、得たものは多かったし気づきもたくさんあった、と口々に言っていた。私自身も1アクションどころではなく多くの学びや気づきがあった経営フォーラムであった。

グループ討論
[文責]八木澤和良
八木澤社会保険労務士事務所
Posted on 2022年11月30日(水) 10:00
News Topic 02 栃木のNEWS
~県央支部10月例会~
同友会を使い倒そう座談会
(新会員オリエンテーション)開催
10月11日、県央支部例会が宇都宮市東市民活動センターを会場に11名の参加者で開催された。
今回の例会は、先ずは心が繋がりあえることが大切と考え、参加される方々のそれぞれが思いを話し、みんなが聞く、座談会的な要素を取り入れた。本例会の趣旨は、県行事のオリエンテーションがコロナ禍でここ数年間開催がなかったことや、県央支部としての新規会員発掘や入会後数年の会員向けの再案内を行っていたこと、そして先ずは例会に参加してそれぞれの入会時の初心、原点に戻っていただき、何かに気付いてもらうことが大きな理由である。
私は同友会とは「志の高い経営者集団の異業種交流会」であると考える。経営者あるいはそこに準じる者の中には、1年生もいれば10年生、いや30年生もいらっしゃる。しかし、皆さん立場と志は同じであろう。この例会で今までにない何かを感じ取っていただき、その感覚で「次回も来てみたい!」 「今度はあの人を誘ってみよう!」 「同友会って‥!!」など、同志の繋がりで発展へのスパイラルに進んでいけたらと思う。
(有)芯和の高橋和子氏の司会で進められ、(株)共立の石綱知進氏からの「同友会ってどういう会?」と題した基本解説を経て、約40分間の座談会要素満載のグループ討論を行い、支部長で(株)総研の小岩圭一氏の閉会あいさつ、その後の懇親会へと。あっという間の3時間半であった。
今回初参加のお二人の方々から感想は、「今後も同友会活動に参加していきたい」、「今回を機に入会を検討したい」とのうれしい言葉をいただいた。今後も機会があれば今回同様の企画、またはそれ以上の内容とし、参加される方々が何かを感じ取っていただき、そしてその次に繋げられるよう、県央支部を活性化させる活動を行っていきたい。
[文責]臼井 進
U-TEC 株式会社
Posted on 2022年11月30日(水) 09:00
News Topic 03 栃木のNEWS
~県南支部10月例会~
「経営者の悩みは経営者に聞け!!」
10月19日小山市市民活動センター(おやま~る)にて開催された県南支部例会の様子について報告させていただく。今回のテーマは「経営者の悩みは経営者に聞け!!」
参加者全員が相談事をもちより意見交流をしていく県南支部の名物企画だ。
県南支部は新規入会者が相次いでおり、この日はオブザーバーも含め新しいメンバーが半数弱を含む全11名。あっという間の2時間であった。
まとまりがない記事になるが少しでも雰囲気を伝えられたらと思う。
最初の議論は「どうやって社員の成長を促すか?」税理士業の経営者曰く「うちの社員は、事務仕事は完璧にこなすが、より広く自由・柔軟な視点をもたせられないものだろうか?」と問題提起。「人の成長は時間がかかる。焦らず待たなくては」「しかし良質のサービスを提供し続けるには殻をやぶってもらわなくては」「被雇用者の立場では簡単ではないのでは?」。「具体策としてはやはりお金だろうか?」「報酬は衛生要因とモチベーションに二分される研究があり、お金では限界がある。モチベーションを刺激する達成感では?」「経営者が社員に応えるにはやはりお金では?頑張ったぶんだけお金が稼げる仕組みだと思う」「やっただけ結果になるならモチベーションを刺激できる。それなら効果的だろう」…といった議論に。
次に「タイパ=タイムパフォーマンス」についての議論に。今の若者はタイパを重視する。
2時間映画や1時間のドラマよりも15分ドラマやYouTube動画。早送りは当たり前で楽曲ならサビだけ聞く事も。
TikTokなどのより短いショート動画へとシフトしており「6秒動画」について議論に。ある会社で中年のおじさん社員が躍る6秒動画がバズり(=大注目され)求人応募が絶えないという事例が。
それは会社の本質とは別モノではあるが現代の経営を考える上で一考以上の価値がある。一度受けとめて検討してみる姿勢が大切だろう。既成の枠に囚われず自己刷新を続ける姿勢の中にだけ経営者の成長があるのではないだろうか?
最後にオブザーバー参加してくれた37歳の若手後継者の話をしたい。沢山の悩みを書き出し参加してくれた。畑違いの前職から婿養子の形で義父の経営する会社に入りまだ右も左もわからないとのこと。ごく個人的な感想で恐縮だが彼の姿は数々の悩み・不安を抱えて同友会の門をたたいた入会当時の自分に重なった。悩める経営者の卵を救える同友会であってほしいと思うしそういう同友会にしたいと思った。奇しくもこの日の参加経営者は全員後継経営者。みな似た気持ちだったのではないだろうか? 同友会は悩める経営者を中心に発展していくのだと思う。
紙面が足りず極一部しか取り上げられなかったのが心残りであるが、他にも多々の議論がなされ濃密な意見交流ができた。
皆さんもぜひ例会に参加にして存分に意見交流して頂きたい。自社経営に良い刺激を得られる事は間違いない!
[文責]タカマチ産業株式会社
山嵜俊也