No.195_News Topic:栃木のNEWS

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県南支部7月例会

久しぶりの県南例会。今回のテーマは、「この先3年、自社はどう変わりますか?~多様な視点から自社の可能性を拡げよう~」でした。

まずは参加者全員で内閣府の経済レポートを読み、客観的なデータから外部環境の変化を確認。その後、ホワイトボードを【機会】と【脅威】に分け、それぞれが現場で感じている変化を出し合いました。

用意したテーブルと椅子が足りなくなるほど多くの方に参加いただき、議論も活発に。ファシリテーターの山寄支部長の板書も休む暇がなく、気が付けばホワイトボード2枚を埋め尽くしていました。

製造、運送、金融・保険、コンサル、商社、人材など業種は様々でしたが、出てきたキーワードには共通点がありました。

【AI】[格差]【設備投資】【高齢化による人材不足]【法律の厳格化】

そして議論を進めるうちに見えてきたのは、「機会と脅威は表裏一体である」ということです。

変化を恐れるのではなく、その変化によって生まれる新たな機会に目を向け、自社の付加価値を高める。そして、大企業にはできない、あるいは大企業がやらない領域にこそ、我々中小企業の活躍分野がある。そこに突破口を見出す議論へと発展していきました。

2030年を目前に、労働力不足、地方の過疎化、都市部への一極集中、インフラの老朽化など、日本社会は大きな構造変化を迎えようとしています。

私自身は今後、日本でも格差がさらに拡大し、企業社会においても大手・中堅企業と零細企業への二極化が進み、「企業社会における中間階層の空洞化」が進んでいくのではないかと考えています。

かつての高度経済成長期の日本には、厚い中間層が存在しました。多くの人が所得を増やし、消費し、企業が成長し、さらに雇用と所得を生み出す。いわば「大衆の力」が日本経済を押し上げていた時代だったのではないでしょうか。企業も同じです。

自分の器を小さくし、事業規模を縮小して自分や家族が生き残る「零細化」も、一つの経営戦略だと思います。

しかし、臨席されていた齋藤代表の指摘にもあったように、中小企業の零細化は事業承継を伴わず、そのまま先細りしていくケースも少なくありません。そこに、ワクワクできる10 年ビジョンを描ける希望はあるのだろうか?

今一度、日本社会と地域に活力と希望を取り戻すためには、我々中小企業家がこの先3 年、脅威と闘いながらも新しい機会を創り出し、社員を雇い、人を育て、所得を生み、そして次の世代へ事業をつないでいく。その一社一社の存在こそが、地域社会の「厚い中間層」をつくるのではないかと思います。

中小企業は、地域社会の中間層を支える灯台である。

我々自身がいきいきと輝き、日本社会と地域を照らしていく。そんな使命を改めて考えさせられる例会でした。

久しぶりの県南例会でしたが、県南らしい自由闊達で、活き活きとした場となりました。

[文責]行廣 智明(県南支部)]
(株)行廣国際アカデミー

栃木県中小企業家同友会

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