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中同協第58回定時総会 in 静岡

「地域の隅々に 人を生かす経営の 実践企業を広げよう」をスローガンに7月9日と10日の2日間、中小企業家同友会全国協議会の第58回定時総会が静岡
市において開催された。この総会の意義・目的は4つある。

1つ目は、「同友会理念の実践と継承」 三つの目的(よい会社・よい経営者・よい経営環境)と自主・民主・連帯の精神を改めて学び、同友会と企業経営を一体として実践し、その成果と教訓を次代へつなぐこと。

2つ目は、「人を生かす経営と企業づくり」真の人間尊重に基づいた経営を学び合い、21世紀型中小企業づくりの実践を交流し、時代の変化に対応できる企業体質の強化に取り組むこと。

3つ目は、「地域と共に歩む中小企業運動」中小企業憲章・条例推進運動を展開し、地域の人々と共に地域づくりと経営環境改善に取り組むことで、中小企業の社会的地位の向上と魅力発信につなげること。

4つ目は、「新しいステージに立つにふさわしい組織へ」 同友会理念の体現者を増やし、地域に同友会の輪を広げ、5万名会員達成に向けた強靭な組織づくりをめざすこと。

このスローガン、意義・目的のもと企画された、総会議事や特別報告から構成される全体会と14からなる分科会において、全国各地から集まった約1,000人の経営者と共に2 日間にわたって学びを深めた。

分科会においては、経営戦略の再構築をテーマとした「『このままでは続かない』から始まった経営戦略の転換~『断る』決断から始まった企業体質強化」へ参加した。この分科会を選択した理由は、自社の課題
に対する強い危機感からです。仕事を断らないゆえに多角化が一層進み、各セクションが売上至上主義へと傾くなか、目の前の仕事をこなすことを優先したグループとなっていました。その結果、目的や目標を共有したチームとしての機能が損なわれ、社員個々の存在意義が薄まってきていることに危機感を抱いたのです。「何でもやる会社」から人を生かすためにも「提供する価値で選ばれる会社」へと転換する必要があるとの考えが強くなっている。

経営体験報告を聞き、グループ討論を経たうえで私が得たものは、こうした事態を招いたことは経営者である私の失敗であるが、「①課題を見つけ、逃げずにまずは行動する⇒②行動し続ける⇒③失敗し、痛みを知る⇒④本気になる⇒⑤成長につながる⇒①さらに良くしようと一段上の課題を見つける」という循環を続けることの大切さであり、こうしたことを続けられる意欲をまだ私は持ち合わせているという自信である。

普段から我々は良い会社、良い経営者になるために多くの努力と実践をしている。本気でやろうとすればするほど大きな痛みが伴う。しかしながら、その痛みを味わって初めて本気になることで、本当の成長につながり、人が生きる強靭な企業体質を作り上げていくことができると思う。そしてこの痛みを互いに対等な立場で交流させることは、痛みに屈しない自らの耐性をつくることになる。更に集まった仲間同士が連携すれば自分たちの力で良い経営環境をつくることが可能となり、もう一段上のステージへと上がることができる。こうした可能性が栃木同友会には無限にあると私は確信している。

来年の総会は7月15日と16日に香川県高松市で開催予定である。栃木同友会の多くの仲間と高松へ赴き、学び合い、高め合って帰って来るのが今から楽しみである。

[文責]小岩 圭一(代表理事)
株式會社総研 代表取締役社長

栃木県中小企業家同友会

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