No.190_News Topic:栃木のNEWS
Posted on 2026年4月1日(水) 11:57
News Topic 01 2月県例会
「あなたの会社の経営理念は何ですか?」から始める
経営指針づくり
2月18日、宇都宮東市民活動センターにて参加者19名で全県例会が開催されました。テーマは「あなたの会社の経営理念は何ですか?」。
今回は「経営指針をつくる会』(以下つくる会)の修了生3名、(株)ボーダーレス中村あさみ社長、U-TEC(株)臼井進社長、(株)下野テレビ映像千野武久社長による体験報告が行われました。
本例会は学びの場であると同時に、2026年度つくる会への参加を呼びかける目的も担っていました。そのためアンケートでは「経営指針を作成する意思はあるか」と率直に問いかけるなど、運営としても一歩踏み込んだ内容となりました。
報告で印象的だったのは、3名のうち2名が現在「経営理念は保留中」と語ったことです。もちろん修了時には理念を作成しています。それでもなお、自社と向き合い続ける中で理念を問い直しているということでした。
残る1名は理念と経営指針を全社で実践しており、その過程での葛藤や変化が語られました。
3名に共通していたのは「経営指針づくりに取り組むこと自体が重要」という点でした。
そしてその場として、つくる会を強く勧めていました。
修了生が運営スタッフとして関わっているため営業トークに聞こえるかもしれません。しかしつくる会のスタッフは報酬を受け取るどころか、自ら参加費を払いながら運営に関わっています。それでも関わり続けるのは、この“場”に大きな価値を惑じているからです。
そもそも同友会でいう経営指針とは「経営理念」「ビジョン」「方針」「計画」を含む、自社の経営を総合的・長期的に考える取り組みです。だからこそ同友会ではこれを“経営の一丁目一番地”と呼びます。
現在、私たちを取り巻く環境は大きく変化しています。人口減少、労働力不足、市場縮小、金利環境の変化、そして国際情勢の不安定化。
こうした状況の中で、自社の経営を改めて総合的に考えることの重要性はますます高まっており、すべての会員企業に当てはまると言えます。
経営指針は一度作って終わりではありません。環境が変化し続ける以上、経営指針もまた更新し続ける必要があります。
そのためには一人で考えるだけではなく、仲間の視点や客観的な分析に触れながら、自社と向き合う場が欠かせません。
つくる会はまさにそのための場です。仲間と学び合いながら、自社の理念と向き合い、経営を見つめ直す機会になります。
人は弱いもので“見たくない厳しい現実”から目をそらしてしまいがちです。
「これは面倒だから後で考えよう」「売上は落ちているが利益率は良いから良しとしよう」など心当たりはありませんか?
ひどい場合には問題に気づかなくなるといった事さえありえます。
だからこそ仲間とともに現実に向き合うこの場所に価値があります。
カリキュラムは8回のワーク実習と発表を合わせた全9回。6月~ 10月にかけておよそ2~3週間ごとの土曜日に開催され途中2回の合宿もあります。前半4回は「現状認識」。分析対象は「内部環境」として「自社」と「自分」そして「外部環境」。
客観的事実と主観的意見、推測を区別する力を高めるワークも開催期間を通じて行います。
思い込みを排除し客観的事実の積み上げで現実を見つめると課題はおのずと見えてきます。
後半4回は「理念とビジョンの作成」そして「数値計画の作成」です。
すべて穏やかな雰囲気のもとで行われます。怒号響くスパルタ教育なんてことはありません。
ドレスコードがありスーツなど堅い服装は禁止。リラックスしながら素の自分で自社の現実に向き合います。合宿も強化合宿などとは違います。業務とも家庭とも切り離された空間で自社にのみ意識を集中してもらうための舞台です。
2026年度のつくる会では新たな受講生を募集しています。
まだ参加したことのない方は、ぜひ一度その門を叩いてみてください。皆さんと共に学び合えることを楽しみにしています。

[文責]山寄 俊也]
2026年度経営指針をつくる会主幹役・県南支部長 タカマチ産業(株)代表取締役


